神札【おふだ】は、(私達がお供物をして)謹んでおまつりをし、誠を尽くす対象としての、尊い神さまを仰ぎまつる御璽【みしるし】であります。一般の神社の神札とは別に、伊勢の神宮の神札を「神宮大麻【じんぐうたいま】」と申し上げます。お伊勢さまの大麻【たいま】は、鎌倉時代から明治以前までは、オハライ大麻或いは単に「御祓【おはらい】」)とも呼ばれ、おもに人々の罪穢【つみけがれ】を祓【はら】うための御祈祷神札【ごきとうふだ】の意味合いがありました。この「御祓」の神札を納めて置く棚を、神棚というようになったわけです。後に、全国の諸社でもそのお社【やしろ】の神札をお頒【わか】ちするようになり、伊勢の「御祓」といっしよに神棚にまつられるようになりました。従って、伊勢の神宮の「御祓大麻【おはらいたいま】」が神札の起源のひとつといえます。

神宮大麻   伊勢・皇大神宮(内宮)御正殿

 現在の神宮大麻【じんぐうたいま】は、「天照皇大神宮【てんしょうこうたいじんぐう】」の文字に「皇大神宮御璽」と「大宮司」の印が押され、明治以前の″オハライさん″としての性格と共に、皇大神宮【こうたいじんぐう】の広大な御神徳を仰ぐための大御璽【おおみしるし】であると理解することができます。
 このように神宮大麻や、各神社の神札を神棚におまつりすることは、その神さまを実際に参拝することと同じ気持ちで、朝夕拝することがでさるということです。
神棚には、氏神【うじかみ】(地域の神社)さまの神札と共に伊勢の「神宮大麻」を必ずおまつりいたしましょう。
 全国の神社を通して授与された神宮大麻の初穂料【はつほりょう】は、二十年に一度斎行【さいこう】される伊勢神宮の式年遷宮【しきねんせんぐう】のご浄財【じょうざい】となります。



■家庭祭祀について



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