ひなまつりと御遊形式雅楽演奏会




※写真は平成21年度開催の物です


■ ひなまつり ■


○ひなまつりの意義 ひな人形・ひな人形の原型(人形−ひとがた・形代−かたしろ)

○御遊(ぎょゆう)

○桃・白酒(白酒−しろき・黒酒−くろき)・菱餅(ひしもち)

○装束…「縫腋袍(ほうえきほう)・束帯(そくたい)」・「武官(ぶかん)・闕腋袍(けってきほう)」
「衣冠(いかん)」・「狩衣(かりぎぬ)」・「直垂(ひたたれ)」
「五衣(いつつぎぬ)・唐衣(からぎぬ)・裳(も)」

○おひな様の飾り方…「親王飾り」・「内裏雛」…席の上下









■ 雅 楽 ■


 雅楽は、日本古来の歌と舞の和楽と、飛鳥・奈良時代に大陸文化の輸入に伴い今の朝鮮や中国などを経由してカンボジア・タイなどの東南アジアや朝鮮・中国などの音楽が我が国に伝来し、楽と舞が日本化したもの、また、その影響を受けて新たに作られた楽と舞で、宮中で取り扱った楽を雅楽と言います。
 渡来した楽や舞は種類も多く、楽器も多種雑多のため、9世紀中頃から整理され、平安中期頃にこれらが整理統合され、現在の形になったと言われ、「雅楽」は千数百年の歴史を持つ伝統ある日本の音楽です。
 雅楽には、おおよそ、室内楽風の「管弦」と、舞を伴って演奏する「舞楽」、歌を伴う「歌謡」の3つの演奏形態があります。



■ 演奏曲目の紹介 ■


一、平調(ひょうじょう) 音取(ねとり)

 雅楽は1オクターブを12音階に分け、その基本の音によって壱越調・平調・双調・黄鐘調・盤渉調・太食調などの調子に楽曲が分けられ、演奏の初めに基本の音合わせ、各楽器のチューニングを短い曲にまとめたものが「音取」です。


二、平調 越殿楽(えてんらく)

 「越殿楽」はこの平調の調子の他にも、盤渉調・黄鐘調のものがあり、この平調の曲がよく演奏されており、仏教賛歌、学校唱歌、民謡「黒田節」など多くの曲の中にその旋律が取り入れられており、優美な旋律で親しまれています。


三、催馬楽(さいばら) 「伊勢海」

   「 伊勢の海の 清き渚に 潮開に
        神馬藻や摘まむ 貝や拾はむ 玉や拾はむ 」
 平安期に大陸系の音楽の影響を受けて我が国で作られ、外来の楽器で伴奏する声楽で、民謡を歌詞とし、天皇の御遊等で演奏されました。


四、平調 陪臚(ばいろ)

 五破陣楽(ごはじんがく)の一つで、中国の斑朗徳(はんろうとく)の作と言われています。婆羅門僧正と林邑(南ベトナム)の僧の仏哲とが天平8年(736年)に我が国に伝え大安寺で四天王寺の楽人に教えたとされ、奈良の唐招提寺の陪臚会に必ずこの曲を奏したので、この名がついたと言われます。


五、舞楽左方(ぶがくさほう) 迦陵頻(かりょうひん)

 林邑八楽の一つで、林邑の僧の仏哲が天平8年(736年)に伝えたとされ、この曲はインドの祇園精舎供養の日に極楽に棲む霊鳥「迦陵頻伽(かりょうひんが)」が飛来して哢(さえ)ずり舞う姿を妙音天女が舞曲にして阿難尊者に伝えたと言う伝説があります。


六、舞楽右方(ぶがくうほう) 胡蝶(こちょう)

 この曲は「迦陵頻」の番舞(つがいまい)として、高麗楽の様式に則って平安期に藤原忠房が作曲し敦実親王が振り付けた曲で、胡の国の蝶をモチーフとし、迦陵頻の形式や装束をベースとした舞楽です。


七、太食調(たいしきちょう) 長慶子(ちょうけいし)

 平安中期に、源博雅が作曲したと伝えられています。舞楽の会が終わり参会者が退出するときに演奏される曲で、曲調のよく整った格式のある名曲です。














(c) 平成15年(2003) All right reserved Hokkaido Jinja-cho
本サイト内における情報・画像等の無断使用を禁止致します。