由来
納内兵村が開村した明治28年、尚武山麓に「開拓記念碑」を建て、入村した5月15日を記念日に定めて翌29年から記念祭が行われた。この記念祭と関連して、明治31年有志が尚武山中腹に小祠を建て天照大神を奉祀した。明治35年雨竜屯田兵が後備役に編入されることから、納内村の新今為吉等が兵村共有地だった現在地を敷地として小祠を設けて尚武山から天照大神を奉遷した。明治37年社殿の造営を計画し8月に本殿と拝殿の完成をみた。明治39年神社の基本財産造成のため第7師団長に請願し未開地22町歩の給与を受け同40年4月27日無格社納内神社として公認された。大正12年村社に列せられ、さらに昭和13年に郷社に昇格した。昭和21年宗教法人となった。境内には神木の大水松や「忠魂碑」「開村記念碑」「明治三十七年役出征記念碑」等がある。