北海道の神社

北海道の神社

太田神社

所在地

043-0501

久遠郡せたな町大成区太田17番地

01398-4-5152

例祭日
6月28日
祭神
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
旧社格
村社
社殿様式
平家造
社殿面積
26・1坪(86・2㎡)
境内面積
54坪(178・5㎡)
氏子世帯数
30世帯
崇敬者数
1000人
交通機関
JR函館駅前から函館バス久遠神社前下車、車で20分

由来

 嘉吉年間(1441~1443)の創建と伝えられる。享徳3年(1454)若狭国から渡米した武田信廣公が太田に上陸した際に太田権現の尊号を贈る。宝永元年(1704)越前国正光寺の僧空念が太田山に参詣し観音経を奉納、文政元年(1818)洞窟内に小祠が建立され銅製の不動明王ほか2神が奉斎された。更に文政10年にはある僧が太田に来村し大和国吉野蔵王権現の事跡を写して銅製の不動尊像を併せて祀り太田権現として小祠を建立している。天保12年(1841)太田山に大日堂が建立され、嘉永元年(1848)頃には山僧宗倹(定山法印)が別当として居住する。慶応3年(1871)太田山麓に拝殿が造営され大日如来が安置される。明治5年に太田権現の仏像仏具を廃し太田神社と改称し猿田彦大神を祀る。明治9年には村社に列せられる。明治27年、拝殿を改築し拝殿前面に社務所を新築する。これまでに崇敬者により写経や仏像などが多数寄進されていたが、大正11年、洞窟内に参籠していた修験者の失火が原因で本殿が焼失、この時貴重な資料や円空仏も灰燼に帰してしまった。翌12年本殿階段を修繕するが、大正14年、大時化《しけ》のため階段が破損流失する。昭和12年本殿の階段の修繕、大鳥居の建替えが行われる。同38年開発道路工事のため拝殿と社務所を新たに造営、50年には女人遙拝堂を、翌年には本殿を改築している。

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