由来
本神社は明治35年、根室原野を入植地として区画設定し開拓されて以来、逐年入植者を見るに至り、明治40年先覚者の提唱により小祠を建立し春秋の祭祀を行った。御祭神については、何時・誰が・何処から勧請したかは定かでない。大正3年、北海道拓殖費より金300円の補助を受け、国有未開地324坪を無償借受け、境内地として木造柾葺神明造15坪の社殿を造営した。昭和23年6月18日神社創立、昭和28年9月19日法人神社として認証を受く。昭和54年10月20日台風により本殿を除く社殿が倒壊、これを契機に神社移転論が台頭する。折りしも隣接する学校用地拡張の為境内地買収の申出があり、協議の結果、町において造成した公園の一画を神社境内地として取得し、木造神明造25坪を御造営し、昭和55年9月13日正殿遷座祭を斎行し現在に至る。