由来
創立年代不詳であるが、往古秋田・津軽の漁民が年々春夏の季節に当地に渡海して漁業を営み、秋季に帰国したが、漁民等はアイヌによる危難を免れようと伊勢神宮に参詣して大麻を拝受し小社に奉斎して伊勢堂と称して崇敬した。天正10年松前家4世領主季広が社地を蔵町(現字福山)に賜り遷座して神明社と称し尊信した。承応元年松前家9世領主高広が現在地に新殿を造営し伊勢の内宮・外宮より神璽を奉請して遷座した。明治4年11月村社に列せられ、同8年12月徳山大神宮と改称した。同9年10月郷社に列せられた。大正4年2月神饌幣帛料供進神社に指定せられた。昭和46年3月5日、本殿は北海道有形文化財に指定せられ同52年公費を以て修理せられた。これに伴い拝殿は神明造りに改築同53年竣成した。
※御祭神
天照大御神・豊受大神・譽田別命・天児屋根命・宇賀之賣命・武御名方神・大國魂命・大名持神・少彦名神・倉稲魂神・猿田彦神・大宮女神・菅原道真・柿本人麿・市杵島姫命・菅原道眞・菅原道眞・武彦命・醫彦命・興彦命・水波廼女神・彦大々出見命・手置帆負命・彦狭知命・倉稲魂命・上筒男命・中筒男命・底筒男命・菅原道真・源為朝・級長津彦神・級長津姫神・大物主神・崇徳天皇・倉稲魂神・宇迦之御魂命・大山咋神・天之御柱神・國之御柱神・天御中主神・髙皇産霊神・神皇彦霊神・伊弉諾神・伊弉冊神・松前平治衛門廣峯ノ霊・火産霊神・経津主命・武甕槌命
合祀神社一覧
古館稲荷神社・天満神社・人麿神社・奇音神社・北ノ丸稲荷神社・小松前稲荷神社・豊照神社・久須野神社・諏訪神社・北ノ丸天満宮・八幡宮・金刀比羅神社・全生室神社・磐舩神社・匠工祖神社・水神神社・三彦神社・天満神社・祓岩稲荷神社・住吉神社・天満神社・八郎神社・風神神社・琴比羅神社・天星宮稲荷神社・稲荷神社・千軒神社・狩場神社・利尻山神社・厳島神社・風神神社・日枝神社・廣峯神社・北野神社・船玉神社・稲荷神社・天満神社・稲荷神社・稲荷神社・二柱神社・妙見神社・馬形神社・徳山稲荷神社・天満神社・榊神社・琴比羅神社・春日神社
社宝等
本殿(道指定)
棟札(道指定)(36)
鳥居(道指定)
松前矩廣公寄進神鏡(元禄8年)
松前章廣公筆扁額(「両皇太神」)
その他 徳山大神宮本殿が北海道指定の有形文化財に指定されている。
特殊神事
松前神楽 鎮釜湯立神事
境内外末社
羽黒神社(はぐろじんじゃ) 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)