由来
創立年代は不詳であるが、慶長11年(1606)5月16日に乙部村八幡神社の神主宇田播磨守豊島が当神社の祭儀を初めて行ったとある。明治2年、火災により拝殿を焼失し仮拝殿を建立、同9年11月には村社に列せられる。明治26年本殿を改築し、9月24日に遷座祭を斎行する。明治44年1月に相殿の言代主神、須佐之男神、大雷神、豊受比賣神を合祀し、翌45年、氏子佐野4右衛門が背後の山を開墾した際土中よりでてきた「大神」と刻まれた石を本殿の脇に安置する。大正4年9月21日、神饌幣帛料供進神社に指定され、同7年8月には拝殿、15年には神輿庫を造営した。昭和4年、社務所を新築する。
合併により合祀された歴史をもつ御祭神
西宮神社 言代主神 安政4年創祀 明治44年1月6日合祀・稲荷神社 豊受比賣命 安政5年創祀 明治44年1月6日合祀・西宮神社 言代主神 寛永元年創祀 明治44年1月6日合祀・八雲神社 須佐之男神 明治44年1月6日合祀・雷神社 大雷神 寛永4年創祀 明治44年1月6日合祀・稲荷神社 豊受比賣命 正保2年創祀 明治44年1月6日合祀・稲荷神社 豊受比賣命 天明8年創祀 明治44年1月6日合祀
社宝等
額(3)(「松前崇広公直筆」)(「内閣総理大臣田中義一直筆」)(「公爵近衛文麿直筆」)、無銘太刀、鎧谷勝彦筆随身双幅、円空作聖観世音立像