神棚をおまいりする作法は、神社におまいりする時と同じです。 古くは色々な参拝方法がありましたが、現在では二拝【にはい】二拍手【にはくしゅ】一拝【いっぱい】が基本となります。 まず、神前に進んで軽く一度頭を下げてから、深々と九十度に身体を折り、頭を下げ、これを二回繰り返します(二拝)。 次に両手を胸の高さで合わせ、右手を少し引いて拍手【かしわで】を二度打ち、再び両手を合れせて祈念をこめます(二拍手)。 それから手を下ろして再び深々と一回頭を下げます(一拝)。最後に軽く一礼して下がります。
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世界中の様々な拝礼作法の中で、拍手【かしわで】を打つのは日本だけといわれています。 古くは、貴人に対しても手を打つ習慣があり、魏志倭人伝【ぎしわじんでん】にも、その事が記されています。 それが後世、神拝にのみ用いられるようになったともいわれています。 万国共通の表現としての拍手【はくしゅ】は、賞賛や喜びを示すものですが、 この拍手【かしわで】を儀礼にまで高めたのが、拝礼における拍手【かしわで】であるといえましょう。 毎朝顔を洗い、口をすすいで心身ともに清め、お供物をして家庭や職場の安全と一日の無事を祈念致しましょう。
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神社神道は本来氏神信仰ですから神社や地域により違いがあります。詳しくは氏神(うじかみ)様(地域の神社)にご相談下さい。