神棚奉斎・まつり方

神棚奉斎・まつり方

Q.家族や親類に不幸があった場合、神棚のお参りはどうしたらいいですか?

家族が亡くなった場合、多くは五十日間、神棚の前に半紙を貼り、その間は毎日のおまつりを遠慮し、神社参拝も慎みます。 忌明(いみあけ・神葬五十日、仏葬四十九日)の後、心身を清めてから半紙を外して再び毎日のおまつりをするように致します。 家が一年の間喪中であっても、五十日が過ぎたら神葬・仏葬にかかわらず新年の神札をお受けすることができます。 天照皇大神宮(テンショウコウタイジングウ)と氏神【うじかみ】様(地域の神社)を神棚にお納めしましょう。 但し、外に対しては一年間は喪家(喪中の家)である訳ですから、年賀状と同じく門口の正月飾りは遠慮致します。

忌中期間の心得

  • 葬儀家(弔いをだした家)にあっては、神棚を白紙で覆います。
  • 結婚式・祝賀会・式典などへの出席、行楽旅行などを控えます。

「忌明け」と「服」の期間は

  • 忌中期間を過ぎたら、直ちに神棚の白紙を除き、神祭りを再開します。 神社参拝や祭礼行事など、神事に係わることも差し支えありませんが、 喪が明けるまでは鳥居をくぐらずに脇道から入り、参拝の際にも拝殿の正面に立つことは遠慮します。
  • 心情として死別の悲しみの中にあっても、徐々に日常の生活に立ち返るようにします。
  • 故人を悲しむ気持ちを乗り越えて、御先祖様として敬いの気持でお参りしましょう。
  • 新しい神札はお受けし、しめ縄も取替えますが、賑やかな飾り物は付けず、松飾りは立てません。